名作にたずねよ!ームンク

今回の名作はムンクの『叫び』です。
辞書で調べた内容を添付すると
この作品は 幼少期に母親を亡くし、
思春期に姉の死を迎えるなど病気や死と直面せざるを得なかった1890年代のムンクが、
「愛」と「死」とそれらがもたらす「不安」をテーマとして制作しました。
極度にデフォルメされた独特のタッチで描かれた人物、
血のように赤く染まったフィヨルドの夕景と不気味な形、赤い空に対比した暗い背景、
遠近法を強調した秀逸な構図の作品であるが、この絵は、ムンクが感じた幻覚に基づいており、
彼は日記にそのときの体験を次のように記しています。

“私 は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。
突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、
酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。
それは炎の 舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。
友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。
そして私は、自然を 貫く果てしない叫びを聴いた。”

つまり、「叫び」は、この絵で描かれている人物が発しているのではなく、
「自然を貫く果てしない叫び」のことである。絵の人物は、
「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいます。
なお、ムンクがこの絵を発表した際、当時の評論家たちに酷評されたが、
のちに一転、高く評価されるようになりました。
私が初めてこの絵をみた時、けっこう印象深かったです。
わかりやすいというか、人間臭いというか心までムンクの気持ちが伝わってきました。
それで大学卒展の一つの作品はこの叫びをオマージュしました。
今回もみんなとたっぷり話しました。この絵はムンクの日記に書いたように記憶による作品です。
赤くなった夕日の色、肌が感じる冷たい空気など。。。
私たちは想像しながら描きはじめました。

線の動きを観察しますがまったく同じようにする必要はありません、自由に!

今回2回目に来てくださったイ ミヨン先生(彫刻作家)に構図について教えてもらってます。 

人の体は動揺しているように柔らかくみえます。

いよいよクレヨンを使って大胆に、大胆に!

厚く塗れてるところをカッターとかでスクッラチを入れると鋭い線がひけます。

仕上げは フィキサチフ(スプレー)で固定させました。

出来上がりました。
かわいい贋作、それぞれ特徴がよくみえます!
みんな、おつかれさま~良くできました♥

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