ライトでドラマのワンシーンを撮ろう

新学期がはじまって、最初のキッズアートです!

今日はライトをつかって、写真の作品をつくります。
写真をとるときの光を変えると、写っている人の雰囲気(ふんいき)も変わります。
今回は、ライティングを工夫して、楽しい、悲しい、こわい、かっこいい…など、
いろいろな気持ちや雰囲気を表すポートレート写真をとります。

まず、プロのカメラマンが、写真をスタジオでとる時のセットを本で見てみましょう…。
ライトの他にも、かさのようなものや、とりたいものの後ろに置く紙など、
いろいろなものを使って撮影しています。

私たちも、アトリエにあるものをつかってライディングをして、ためしどりをしてみます!

まずは、お互いにモデル係、ライト係、撮影係に分かれて、
みんなで持ちよった懐中電灯(かいちゅうでんとう)を、モデルの子に当ててみます。
光の当てる方向や、いくつライトをあてるかで、かなり顔の見え方や雰囲気が変わってきます。

そのつぎに、光を反射させる道具、レフ板(ばん)をつかってみます。
これは、ライトと反対側において、ライトの光を反射させることで、
ふわっとそのまわりを明るくすることができます。
モデルの子の顔のかげになっている部分が、
少し明るくなっているのをみんなでたしかめました。

また、光をさえぎるために、トレーシングペーパー(うつし紙)をライトの前にかざしてみます。
かなり暗くなって、ぼんやりとした光になります。

さいごには、懐中電灯に色とりどりのセロハンをはって、光に色をつけてみました。
オーロラのような光になったり、怖い雰囲気になったり、
色がかわると雰囲気もガラッとかわります。
ためしどりが終わったら、今度は本番の撮影です。
ひとりずつ監督(かんとく)になって、どんなシーンがとりたいか考えてみます。
ゾンビが人を食べているところ、恐竜を見てびっくりしているところなど、
それぞれに思いついたシーンの演出(えんしゅつ)を考えます。

・どんなポーズや表情をしてほしい?
・どんなライトを当ててほしい?
という他の子にお願いする内容を紙に書いて、
監督、えんぎをする人、ライトをあてる人に分かれて、交代でさつえいしていきました。

最初は迷いながらの撮影でしたが、だんだんと慣れてきて、
みんな監督らしく撮影のリクエストができるようになってきました。

今回は、メンバーの顔が大きくうつっている写真が多かったので、
できあがった作品の写真は展覧会で見てのお楽しみになりますが、
みんなえんぎもライトも工夫して、とても雰囲気のでた写真を作ることができました!

ぜひ、12月の展覧会で見てくださいね。

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