黒い紙に絵を描こう

夏休みに入りましたね。
今日来てくれたキッズアーティスト達も、さっそく日焼けしているメンバーがちらほらいます。
今日はそんな夏らしいテーマで、黒い紙に、夜空や宇宙を描いてみます!

夜空や宇宙には、暗いなかに光る星がたくさんあります。
星のずかんを見てみると、
光の色も、白、青、黄色、赤、むらさきなど、たくさんのきれいな色が見つかります。
さらに、星の形も、小さなつぶが集まったようなものから、
けむりのような形の星まで、さまざまです。

今日は自分だけの星や宇宙を、黒い紙に光らせていきます。

まずは、ちょっとしたしかけで、黒いシルエットとして残したい形を考えます。
夜はものが見えづらくなりますが、ものの形が、黒いシルエットで見えることがあります。
みんながこの絵に登場させたいものはなんでしょうか?
その形に新聞紙をきりぬいて、黒い紙の上にはりつけます。

そのあとは、絵の具を使います!
「ポスターカラー」という色とりどりの絵の具を、
びんから出して、お皿にとります。
一色でもきれいな色ですが、ちがう色の絵の具をお皿の中でまぜると、とても面白い色ができます。
さらに、お皿に水をたすと、絵の具がとけていきますが、
水の量によって、色の見え方がかわってきます。

そして、今日の絵は、いつもと違うテーマがひとつあります。
「紙に直接さわらないで絵を描く」という方法でやってみます!
紙をさわらずに描く方法は、どんなものがあるでしょうか?
たとえば、お皿から絵の具をたらしたり、筆からしずくを飛ばしたり…。
そして今日は、あみと歯ブラシも用意したので、こすって細かいしぶきをとばすこともできます!

さっそくいろいろな方法で、星をつくってみましょう。

赤い星、青い星、いろいろなものがどんどん出来てきます。
描き方も、筆から絵の具をとばしたり、
ラーメン屋さんのようにあみをふってみたり、自分でくふうして描いています。

絵の具をたらしたあとに、行きをふきかけたり、紙をかたむけると、
ふしぎな形になりますね。

色をいくつも使ってみて、黒い紙にたくさん星ができてきました。
そろそろ仕上げにむかって、描きたす作業をはじめます。

星座をつくってみたり、大きな地球を描いてみたり、
黒いシルエットがみえるように、さらにこまかく絵の具をとばしてみたり…。
それぞれに絵の仕上げかたをえらんで、ここからは筆で紙に直接描いていきます。

最後、みんなの絵はどうなったでしょうか?

とてもきれいな星がたくさんつまった、オリジナルの宇宙ができました!

どれも色のきれいさを感じる作品です。
展覧会での展示も楽しみですね。

今回は絵の具をたらしたり、とばしたり、ふだんやらない描き方をたくさん
ためすことができたのではないでしょうか。
夏休みらしく、体をうごかして描いた絵になりました!

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