こどもアート研究室講座1

日程:2011年 10月1日(金)

今回の講座は、片山一葉さんの「今の自分のかたち」という講座です。
自分の体のかたちを使って、等身大の自分の姿の絵を描きます。
まず、絵を描く前に、いろいろなポーズをとってみます。
嬉しい時のポーズ、疲れたときのポーズ、などなど…、
ポーズで気持ちが表現できます。

次に、その中から、自分が一番気に入ったポーズをひとつ選んで、
大きな紙の上に寝転んで形を写していきます。
体の輪郭を線でなぞると、それだけでリアルな姿になっていきます。
彼は座っている姿を選んだので、椅子の形もに写します。
輪郭線ができたら、絵の具を使って、中に色を塗っていきます。

今回の色の塗り方は、ただ色を塗るのではなく、
自分の体に絵の具を塗って、スタンプしていくという方法です!
まずは手から…
手に絵の具をたっぷり塗って、紙の上に乗せてみると、みごとに形がつきました!
色を混ぜてもきれいです。
同じ手を使ったスタンプでも、手のひら、手の甲、指など使う場所が違えば
いろいろな形ができます。
水の量を変えるとまた違った味のスタンプになります。
水が多いと「グラデーション」が出来たり、少ないと形がくっきりと写ったり…。

手の形を楽しんだあとは、足も使ってみます。
足に筆で絵の具を塗る感触が、なんとも気持ちいい!
足に絵の具を塗って、絵の上を歩いたり、色々な動きをしてみます。

 

一通り色が塗れたところで、一度絵を離れて見てみます。
近くで描いている時とは違って客観的に見られるので、
次にどうするかを決めます。

今の絵を見てどう思う?

どこにどんな形がほしい?

次に使う色はどんな色がいい?

次の行動が決まったら、また描いていきます。
今度は両手両足に色を塗ってみたり、使っていない色を使ってみたり、
まだまだ新しいことがたくさんできます。

そろそろ完成に近づいてきたので、
また離れて見て、チェックします。

そのあとは目立たせたいところをなぞったり、小さな形を足したり、
仕上げの作業です。それが終わったら、自分の絵に
「~の自分」という名前をつけます!

この作品は、「休んでいる自分」だそうです。
体の大きさ、手足の大きさ、自分の気分…

タイトル:休んでる自分

「今の自分」がつまった作品なので、
何年か経ってから見てみると、
とても面白いのではないかと思います。

大きな作品でしたが、全身を使ってがんばって制作しました!
お疲れさまでした。

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