ルノワールの明るくて、暖かく感じる色、人々の表情は印象主義の模範です。
写真では表現できないかもしれない、その時の空気、温度を絵画は感じさせてくれます。
私はルノワールの作品を見ると心もきれいになるような気がします。
今回は先月話したように具体的な描写をやってみたいと思います。
特に顔について描き方を研究しながら描きます。
最初は自由に描いてみました。顔を描こうとしたら、
色んな所が見えてきてどこから描けば良いのか分からなくなり、
部分の形に集中してしまうので全体なバランスがくずれます。
いつも話していますが、まず基準になるところを決めておきます。
顔の大きさ、鼻の高さ、目と耳の位置、頭の形など、
チェックするように、話します。
人の体は神秘的なもので、その美しさの秘密はバランスです。
模写の目的は二つ。
①作家さんの気持ちになってみること。
②構図と形、色の研究 / バランスを学ぶ。
自由に絵を描くことはまた目的が違いますね。
つまり哲学なメッセージを表したいので
デッサンという形式にこだわらなくてもよいです。
一つ一つ丁寧に描きました。
女の子のまなざしが優しいです。
色を塗ります。
絵の具はアクリル絵の具です。
明るい色から塗ります。
完全にパレットで色を混ぜないで色を塗りながら混ぜます。
すると、2色が見えてきて、質感が豊かになります。
髪の毛の線の流れも真似しましょう。
明るい赤の髪の毛が流れているような感じがしますね。
顔の表情をはっきりさせるために、背景を黒に塗ってみました。
こどもたちはきれいに描いた顔を失敗したくないので怖いと言いながら塗りました。(笑)
できあがり!!!
集中して、逃げずに、まつげも瞳も唇も描けました。
お疲れ様でした♥