今回の名作はマティスの「音楽」です。
マティスは『私は人々を癒す肘掛椅子のような絵を描きたい』と心がけていた作家さんでした。
ガンという病気と闘い、体力がなくなっていったマティスは油絵から切り紙絵へと変更しました。
アシスタントに 色紙を作ってもらい、はさみで切り抜いて作品を作り上げていました。
体調の変化で作品にも変化が現れ、自然から受ける感覚、感触を
ダイレクトに現すようなことができるようになっていって、形を見るというより、
花や植物から感じる安らぎを心の目で見ると、はさみを使うという身体的な動きを通し、
機能化して表現、生命そのものの記号になるように求めていったのでしょう。
シンプルな平面の構図は形式にこだわらない自由な魂の動きであり、明るくて誰も真似できない色彩は
彼自身のあたたかい心ではないかと私は思います。
今回も二人の女性が登場します。
中心をきめて形の輪郭を描いていきます。
みんな描き方が慣れてきたようで、迷いがなさそうですね(笑)
全体に描き終わったら、要らない線はきれいに消します。
今回、4人は柔らかいパステルで、
2人はかたいパステルで色をぬることにしました。
ティッシュとか消しゴムなどを使ってパステルの粉を伸ばしたり、修正したり。。。
しかし、なかなか思うようにはなりません。
出来上がりました。
最終的にパステルはとれやすいので絵の具を定着するために、
フィキサチフ(スプレー)で固定させました。
しっかり座っています~音楽が流れているような感じがします。
しかし、楽譜の横にある果物は適当?!(笑)
今日もおつかれさま~!