芸術の秋ですね。名古屋でもたくさんの展覧会がひらかれています。
そんななか今回アトリエfifoは、絵をかきます!
しかも、ただ絵をかくのではなく、ある絵を見て同じ様にかいてみる、
「模写(もしゃ)」にチャレンジします。
少しむずかしく感じるかもしれませんが、じっくりやってみると
新しい発見があって、とても楽しいものです。
今回かく絵は…
シャガールという画家の、「私と村」という絵です。
いったい、どんな気持ちでかかれた絵なのでしょうか?
最初は、シャガールの絵本や画集を見ながら、彼の絵や、エピソードを一緒に見ていきます。
130年ほど前にロシアの小さな村に生まれたシャガールは、
自分の故郷、そして自分の奥さんが大好きでした。
そんな気持ちをこめた絵がたくさん残されています。
その後も、フランスに住んだり、戦争を体験してアメリカにわたったり、
色々な経験をしています。そんな話をするなかで、「ユダヤ人」や
「キリスト教」など、知らないことばにも出会いました。
シャガールの絵を見たあとは、実際に模写をやってみます。
元の絵のかかれた紙を真横において、よく観察しながら、
鉛筆で下描きをしていきます。
ひとつひとつの線を、よく観察してかいています。
集中してかいたあとは、遠くにはなして絵を見てみます。
全体のバランスはどうかな?
かいて、遠くから見て、直して…をくりかえすと、どんどん絵がすすみます。
力作の下描きができました!
ここからは、色をぬっていきます。
色をつくるときは、パレットにたくさん絵の具をだして、
そこから色を混ぜたりえらんだりすると、自然にゆたかな色を作ることができます。
絵にぬられている色をよく観察して…
同じ色をパレットの上で作ってみます!
何回か色を見比べてまぜると、しっかり同じ色がつくれました。
どんどんと色をつくって、ぬっていきます。
この絵はじつはたくさんの色が使われています。
じっくり見ながらかくことで、微妙な色使いをたくさん発見できました。
とてもていねいに色を塗ったので、時間がきて今日はここまで。
みつけた形や色を、とてもよく観察してかけました!
続きもぜひ、じっくり作ってみてくださいね。
エピソードや絵をみて、自分で絵もかいてみて、
シャガールになってみることができた1日だったのではないかと思います。