





石膏デッサンは、単に形を写す作業ではありません。目の前にある白い塊を、いかに血の通った「人間」の像として再構築できるかという、高度な翻訳作業です。
生徒たちが向き合っているのは、古代から受け継がれてきた美の基準でもあります。正しい比率や構造を学ぶことは、一見遠回りに見えますが、自由な表現を手に入れるための最短ルートです。
真剣な眼差しでキャンバスに向かう生徒たちの姿からは、基礎を大切にしながらも、自分なりの表現を見つけ出そうとする熱意が伝わってきました。この「見る力」の鍛錬が、これからの制作の確かな土台となるでしょう。