名作にたずねよ!-ロダン(デッサン)

今回は「近代彫刻の父」呼ばれている彫刻家ロダンについて研究しました。
ロダンは、単なる写実に満足せず、内面的なものを追求する作風を表現し、
「接吻」「考える人」「カレーの市民記念像」「バルザック記念像」など、
それまでの彫刻の流れを変えるような斬新な人物表現を生み出し大きな名声を確立しました。

改めて彫刻とは
木、石、土、金属などを彫り刻んで、物の像を立体的に表すこと。
または、それらの表面に書画や図版などを掘り込むこと。
あるいは美術的な鑑賞を目的として、
様々な素材を用いて立体的に制作された芸術作品のこと。
また、その表現領域を指す。以下では西洋美術の概念における、
芸術作品としての彫刻
(スカルプチャー、英語:sculpture)について述べる。

硬い素材を彫り刻む技法も彫刻(カーヴィング、carving)と呼び、それに対して、
可塑性素材を盛りつけて形を作る技法を彫塑(モデリング、modeling)という。
彫塑で作られた作品を特に塑像と呼び分けることもある。

使われる素材は、石、木、土、フェルト、石膏、紙、繊維、金属(鉄、銅など)、
樹脂、ガラス、蝋など、
多種にわたり、また、複数の素材を組み合わせる作品も多い。
彫刻の対象(モチーフ)は元来、人間や身近な動物など具体物であった(具象彫刻)が、
20世紀になると、心象を表したもの(抽象彫刻)も多く制作されるようになった。
現在では、表現が多様化し、従来の彫刻の概念では収まらないケースもあり、
それらを「立体」、「立体アート」と呼ぶこともあるほか、表現が設置空間全体へ
拡散したものは、
特に「空間表現」や「インスタレーション」と呼び分けられる。

と辞書に書いています。

今回はロダンの作品「パルテノンをいただいたパラス」を模写してみました。
写真で見てますので立体な形は想像するしかありません。
立体を表現するためには明暗を理解しないといけません。
それで、白黒の写真も用意してみましたが、ちょっと難しいですね~

まず、構図を決めて描きはじめます。作品が持っているイメージを生かすためには
何が必要でしょうか。それは集中してロダンの気持ちになってみることです。
形しかみえませんが、私たちはアートの気持ちを理解することが大切です。

とりあえず、描いてみましょう。立体感を感じることを目指します。
次回の研究は土で立体の形を作ります。それの為の図面にもなります。
この作品は大理石です。ロダンは硬い石を自由に表現しています。
ロダンは目に見えない世界を表現するため、必死に努力をしました。

悩んでます。どうすればいいでしょうか。疲れますね~(笑)

素直に黒くみえるところを塗りつぶしたら、なんか立体に見えてきました。
そうです。影を表現することで、立体感が出ます。
しかし光の方向や強さなどによって影の色も薄かったり、強かったりします。
それを細かく分けることで立体化になります。

出来上がりました。

同じものをみて描きましたが、それぞれこどもたちの個性がでた絵になりました。
とても不思議ですが、まさに芸術の世界です。
みんな、よくできました。

※ユンジョンの一言
彫刻は目をつぶって、手で感じるんだよ。だから私は彫刻をすることが大好き!

カテゴリー: こどもアート研究室 パーマリンク