名作にたずねよ!-モネ(写生絵)

今回のアーティストはモネです。
モネの絵は美しい自然をモチーフにしています。
彼の心優しさが伝わりますね、だから多くの人に愛されているかも知りません。
目が見えなくなり、感性と感覚でしか描けない時もモネは絵を描き続けました。
一生をかけて描いた絵の中にはその人の人生のストーリーがあり、時代がわかります。
私はそのモネの精神も尊敬しています。
それで、アトリエから近くの藤が丘はちょうど桜が満開していたので、
出かけてスケッチをすることにしました。
モネが自然を描くことを理解するために、私たちも自然を見ながら、
絵が描きたくなる気持ちになってみます。

大きい桜の木の色がみえます。
しかし、近くから見たら、可愛い桜が真ん中にも!生命力を感じます。

鉛筆で早く描く練習をします。大きい輪郭を把握しなければならないからです。
細かいところを見ると構図が崩れやすくなります。

もちろん観察することも大事です。印象に残った記憶は無意識に浮かぶ場合が多いです。
その記憶を大切にするためには注意深く観察する能力を育てる必要があります。

スケッチをしてから模写をはじめます。

今回はアクリル絵の具の色を7色に決めて渡しました。
限られた色なので自分で色をまぜながら作ったりしないといけません。

今回は印象主義の代表的なテクニック、点描法で色を塗ります。

出来上がりました。
見てはない風景ですけれど、いいお天気の中のすがすがしい気持ちがつたわります。
最後にこどもたちにモネはとてもいい気持ちだったんだろうね~と言ったらみんな無言でした。
私は微笑みながら、絶対わかる日がくるよと一人でつぶやきました。
なぜならば私自身が経験しているからです。(笑)

 

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