名作にたずねよ!ーゴーギャン

今回の名作はゴーギャン『いつ結婚するの』です。

後期印象派随一の巨匠であるゴーギャン第1次タヒチ滞在期の代表的な作品のひとつです。
1891年4月から1893年6月まで南国タヒチに滞在した期間に制作された本作は、
ゴーギャンの個展に出品された作品の中で最も高値が付けられたことからも、
画家自身にとって非常に重要な作品であったことを うかがい知ることができます。
南国タヒチの強烈な光や香りを感じさせる、異国情緒に溢れた風景の中で語らう二人の若い女性は、
健康的な美しさと奔放な性的官能性が混在した独特の雰囲気を醸し出しています。
この両者と背景の描写は伝統的な写実性を捨て、輪郭線と色面によって平面的に構成する
表現手法≪クロワゾニスム≫が明確に用いられており、独特を調和性を感じさせな がら、
観る者の目を強く惹きつける鮮やかな原色的色彩の表現には、ゴーギャンの優れた個性が良く表れています。
さらに画面上部から黄色(空)、深 い青(遠景の山)、黄緑色(中景の草地)、明瞭な水色(水溜り)、
山吹色(女らが腰を下ろす大地の色)、そして最前景の深い緑色(草地と明確に隔てられた構成要素の
色彩的対比と強弱は、画家がこの時期に制作した作品の中でも特に優れた出来栄えを示しています。
2016年、私たちは日本にいますけれど、時代と場所を超えた想像をすること、
つまり子供たちにゴーギャンの気持ちになって絵を描いてもらいたいと思います。

名古屋の暑さはタヒチと同じかも~(笑)

それで全体的に描いていきます。
中心にいる女たちの顔の大きさがバラバラにならないように気をつけます。

大きい形が決まったら少しずつ、細かいところも描いていきます。

今回はゴーギャンの情熱さを表すため、クレパスで大胆に色を塗りました。

完成しました!
作品の主役になっている二人の女性の表情がなんとかわいでしょう~♥
まだ子供たちにわかりにくい名作の世界(大人の世界?)ですけれど、
子供たちに観察された、この素敵な名作たちは一生、心に残ると思います。

今日もよくできました、最高!!!

 

 

 

 

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