光で絵を描こう

9月になって、新学期がはじまりましたね。
今日はカメラとライトを使って、きれいな光の絵えがくという内容です。

いつもはアトリエで作品をつくりますが、
今日はギャラリーを暗くして、そこでさつえいをします。
使うものはシンプルで、
みんなが持ってきた懐中電灯(かいちゅうでんとう)と、カメラです!

カメラは、中にある「シャッター」がひらいている間だけ、外の光をいれて、
写真をとることができます。
今回は、シャッターをひらく時間をながくして、
目でみた時とはちがう光のすがたをとってみます!

まずは、ライトを持って思い思いにうごかす人と、
それをカメラでとる人にわかれて、ためしにさつえいしてみます。
シャッターが開いている時間は5秒なので、
そのあいだ、ライトをうごかしたり、カメラをもってうごいたり、
いろいろなことをやってみます。

どんな写真がとれたでしょうか?

ライトをうごかしたあとの形が、写真にうつっています。
ふだん目でみているものとは、ぜんぜんちがう見え方ですね!

上の写真は、ライトをつけたり消したりしながらとったもの、
下の写真は、何回もぐるぐるとまわしながらとったものです。
ライトのうごかし方をかえると、いろいろな表情があらわれます。

ここで一度きゅうけいして、
つぎのステップにすすんでみましょう。
つぎは、ライトにセロハンをはって、光に色をつけます!

みんな思い思いの色をはりつけました。
暗いアトリエで光らせてみると、どんなふうにとれるでしょうか?

とてもきれいでふしぎな写真がたくさんとれました!
光のうごかしかたや、カメラのうごかしかたなど、
その時ぐうぜんのうごきが写って、二度とできないものができました。

写真をとったあとは、
プロジェクターでかべに今日とったものをうつして、
みんなでかんしょう会をしました。

この時に、写真をみながら、
それぞれに「これが好き!」と、いいなと思う写真をあげていきます。
そうやって、とったものを、あとから見かえして自分なりに「えらぶ」ことが、
写真の作品を作るときは、だいじになります。

たくさんの写真をとりましたが、この時にみんながえらんだ写真が、
12月にギャラリーで展示されます。
ギャラリーで見るとどんなふうになるか、これも楽しみですね。

今回は、自分の目で見たときの光と、写真でとった時の光の見えかたのちがいや、
ぐうぜんとれた形や色のおもしろさを感じることが、できたのではないかと思います。
カメラは使いかたしだいで、想像していなかったものがとれるおもしろさがあります。
ぜひおうちのカメラでも、色々なじっけんをしてみてくださいね。

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