今日は4人のキッズアーティストがアトリエに集まりました。
「いろんなポーズの人を描く」ということで、
その4人が、お互いにモデルになって、絵を描いていきます!
大きな紙にクレヨンで、時間は1枚10分。
ちょっといそがしいですね。
けれど、細かく描かなくても、その人のシルエットやポーズの形がにていれば、
その人らしく見えます。
ふだんの生活で、遠くからでも知り合いの人を見分けることができるのも、
おおまかなシルエットを見ているからですよね。
このように、人のすがたを、短い時間でできるだけその人らしく描くことを、
「人物クロッキー」といいます。
それではさっそくスタートしてみましょう。
まずは、立っているポーズからです。モデルさんのポーズも、みんなで考えました。
絵をかきはじめる時は、モデルさんに、「よろしくお願いします!」
と声をかけて、スタートします。
さいしょの目標は、10分のあいだに、全身を描ききることです。
さすが、みんな10分でしっかり全身かけました!
よゆうのある人は、形をかきたすこともできました。
一枚描きおわったら、モデルさんに「ありがとうございました!」
とお礼をして、次の人に交代です。
つぎは、顔の大きさや、足の長さなどをしっかり見るために、
クレヨンなどをつかって、モデルさんの体のバランスをはかって描いてみましょう。
体のバランスをはかると、さらにその人らしいポーズに近づいてきます。
どんどん描くのも早くなってきましたね。
そのつぎは、モデルさんの体の、かげになっているところだけ描いてみます!
かげの部分をかいていくだけでも、何となくその人のふんいきが出てきますね。
かげの形も、人のポーズや形をあらわすだいじな部分です。
最後の方では、いすにすわったポーズにもチャレンジ!
さらにポーズや表情もかえて、どんどんむずかしさもレベルアップします!
すわった姿はふくざつなので、むずかしいのですが、
みんなスイスイ描けるようになっています。
むしろ、ちょっとむずかしくておもしろいポーズの方が、
やりがいがあるかも?
さいごには、こんなにたくさんの絵ができました!
今までどんなものを描いたか、いちどに見るのも楽しいですね。
そのあとは、自分の絵から一まい、いちばん好きなものをえらびました。
よく見て描いただけあって、それぞれに、モデルさんのみりょくが出た作品になっています。
もともとは大人向きの絵の練習方法にチャレンジしてみたので、
集中するのがむずかしかったところもありますが、
目の前にいる友達のふんいきを出そう、
その人らしい絵にしようという気持ちがあって、
とてもおもしろい作品ができました。
またいつか、学校でも人を描くきかいがあったときは、
目の前の人を見て描く楽しさを思い出してくださいね。