名作にたずねよ!-クレー(無題、あるいは死の天使)

クレーの作品はこどものような描き方をしているようですが、
彼自身はこどものようではなく、抽象的な表現として形をとらえているようです。
今回は見本を載せます。
「死の天使」と言われたら、左の上に……(笑)

そして、私たちは今回も板で絵を描きます。
板が持っている表面の質感を生かしてみたいと思います。
構図はシンプルに見えますがそれぞれストーリーがつながっているので
1つがくるってしまうと全体のバランスがくずれます。

スケッチが終わったら、色鉛筆で色を塗ります。
最初は全体的に塗って、2,3回繰り返します。
色をしっかり付けないと、クレーの絵の雰囲気を出せないからです。

絵が鮮明になっています。
次はちょっとしたコツとして、パステルでぼんやりした雰囲気を表現します。
パステルを削ってティッシュでこします。

出来上がりました。
今回も完成度がかなり高い作品が出来上がりました。
私たちは感情の表現をする意味がまだわからないけれど、
想像力を豊かにすれば
ストーリーが出来上がり、クレーのように
目には見えないけれど見えない世界を
自然に表現するときが来ると思います。


これは展覧会用として、制作してみました。
「女流芸術家」というタイトルですね。
ハートの周りが赤くなって可愛いらしさとクレーの素直さが伝わります。

紙粘土で半立体にしました。

細かいところも道具を使って頑張って表現します。

出来上がりました!
今回はなんと二つの作品が完成しました。
こどもたちの集中力にびっくり(笑)

ではまた来週もよろしく~♥

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